パリ国立オペラ初来日を振り返って…
2008/07/31 01:23
まず 今回の招聘は 概ね成功だったんじゃないかな?と思います。
結構、価格が高過ぎで席余らせたり 関係者にバラ撒いたりということで非難も少なくない様子ですが
私は それはそれでパリ国立オペラの性格からして 良かったんじゃないかな?と思ったりします。
どう考えても 他のコンサートより安価にして集客求めるような性格じゃないし……むしろ、吹っかけるだけ吹っかけてガラ空きでも上等って性格にしか思えません。
実際、そういう演目で組んでいるし、金儲けを前提とした作品に対する金の掛け方自体していません。
なので 意見として多かった
高くて客が入らなかった=失敗とか
空席だらけの状況にしてしまったのは よろしくないとかいう見解を押し付けるのは
プロフェッショナリズムに対する価値観の違いなども含め 狭量で幼稚だな……と 私は思いました。
勿論、その姿勢を手放しで良しとは言いませんけどね……w
演目としては
アリアーヌと青ひげ を 今回 一番 評価します。
というのも 先日の日記でも触れましたが 現代を反映した演出であったことというのが第一にあった上で
演奏など音楽面が非常に上質であったことからです。
勿論、穴が無かった訳ではありません。
特に誉めている演出自体、不備や練り足りなさもあって 観客側からすると非常に不親切で苦言を言い出したら キリないようなものでしたが
このレベルになると完成度より重視すべき部分というのが 少なからずあるように思います。
ことに 舞台という制限のあるものですから 完成度を優位にしては 尚、制限が増えるため 完成度を犠牲にしてしまう場合もあり
また 観客のほうが補完することを前提で無理をしている演出もあります。
そういう演出に関しては あまり小言を言ってばかりでいるよりも 自ら 耳を傾け歩み寄り 演奏家演出家と対話するほうが賢明であるし
結果として得られるものに重点を置いた評価をしたほうがね……なににつけ妥当だと思うんです……
ま…そんな訳で 完成度からしたら 最も不出来だったかもしれませんが アリアーヌと青ひげを一押ししたいという感じでした。
最も愉しめたのは トリスタンなのですが 先述のとおり 結構、評判の良い映像に対して 私は不満たらたら……
(実際、青ひげ公の城でも映像を使っていましたが そっちのほうが圧倒されましたですよ……)
音楽的には 大満足でしたが パリ国立オペラの公演として最高だったか?というとね…… もっと トリスタンを聴くに相応しい場やオケや指揮者もいますしね……
フランス作曲家デュカスのアリアーヌと青ひげ程の適材というものでは無かったという弱さもあったでしょう。
最終の青ひげ公の城と消えた男の日記に関しては
もはや オペラとして…というより 舞台芸術としてのレベルの高さで魅せてくる感じでしたので(音楽的にも随分と凄いことをやってはくれていましたけどね……それ以上に音楽とかオペラとかいう枠に収まらない凄さがあったのです。)
勿論、そういった特色も含めてパリらしさだ…とは思うのですが 個人的には よりグローバルな総合芸術と感じたので 今回 最高推薦演目からは外しました。
ま……もう明日で帰ってしまうオペラだし、千秋楽は トリスタンだし
ここで推薦したって よっしゃ行ってみよう…という人はいないだろうし……
推薦とかいっても アレなんですけどね……
とりあえず 一番 パリ国立オペラで見て良かったッスみたいな程度に流して下さい……
あと
そうだな……
オーケストラは 結構 聴き馴染んだパリオケ(ここ半年くらいは、パリオケの音源を よく聴いていました…)を生で聴けて良かったな……って感じ
オーディオで再現する良い指標が出来ました……みたいな………
指揮者は、ビシュコフ、カンブルランが凄く良かったです。
クーンは、音源でも そうなんですが 私的には いまいちなんです………
でも そのクーン 11月にローッシーニオペラフェスティバルでも来るんですよね……とっても微妙……
歌手は 総じて レベルが高かったなって思いました。
なにげにスーパースター的な歌手は いないキャストだったのですが
(ウルマーナもウィラード・ホワイトもデボラ・ポラスキも 音源や映像を残しているくらい世界的な大物ではあるのですから 失礼な言い方かな…)
それぞれに シッカリと役柄をこなしている方ばかりで 安心して鑑賞することが出来ました。
それって 実は 記録するに至った名音源や名映像でも 必ずしも そう上手くはいかないくらい とってもハイレベルなことだと思います。
なので、振り返ってみると やはり 世界でも屈指の歌劇場の来日コンサートだったんだな…と思いましたです……と同時に もう お別れで残念………
また近いうち来ないかな………とか言ってみたりするw
結構、価格が高過ぎで席余らせたり 関係者にバラ撒いたりということで非難も少なくない様子ですが
私は それはそれでパリ国立オペラの性格からして 良かったんじゃないかな?と思ったりします。
どう考えても 他のコンサートより安価にして集客求めるような性格じゃないし……むしろ、吹っかけるだけ吹っかけてガラ空きでも上等って性格にしか思えません。
実際、そういう演目で組んでいるし、金儲けを前提とした作品に対する金の掛け方自体していません。
なので 意見として多かった
高くて客が入らなかった=失敗とか
空席だらけの状況にしてしまったのは よろしくないとかいう見解を押し付けるのは
プロフェッショナリズムに対する価値観の違いなども含め 狭量で幼稚だな……と 私は思いました。
勿論、その姿勢を手放しで良しとは言いませんけどね……w
演目としては
アリアーヌと青ひげ を 今回 一番 評価します。
というのも 先日の日記でも触れましたが 現代を反映した演出であったことというのが第一にあった上で
演奏など音楽面が非常に上質であったことからです。
勿論、穴が無かった訳ではありません。
特に誉めている演出自体、不備や練り足りなさもあって 観客側からすると非常に不親切で苦言を言い出したら キリないようなものでしたが
このレベルになると完成度より重視すべき部分というのが 少なからずあるように思います。
ことに 舞台という制限のあるものですから 完成度を優位にしては 尚、制限が増えるため 完成度を犠牲にしてしまう場合もあり
また 観客のほうが補完することを前提で無理をしている演出もあります。
そういう演出に関しては あまり小言を言ってばかりでいるよりも 自ら 耳を傾け歩み寄り 演奏家演出家と対話するほうが賢明であるし
結果として得られるものに重点を置いた評価をしたほうがね……なににつけ妥当だと思うんです……
ま…そんな訳で 完成度からしたら 最も不出来だったかもしれませんが アリアーヌと青ひげを一押ししたいという感じでした。
最も愉しめたのは トリスタンなのですが 先述のとおり 結構、評判の良い映像に対して 私は不満たらたら……
(実際、青ひげ公の城でも映像を使っていましたが そっちのほうが圧倒されましたですよ……)
音楽的には 大満足でしたが パリ国立オペラの公演として最高だったか?というとね…… もっと トリスタンを聴くに相応しい場やオケや指揮者もいますしね……
フランス作曲家デュカスのアリアーヌと青ひげ程の適材というものでは無かったという弱さもあったでしょう。
最終の青ひげ公の城と消えた男の日記に関しては
もはや オペラとして…というより 舞台芸術としてのレベルの高さで魅せてくる感じでしたので(音楽的にも随分と凄いことをやってはくれていましたけどね……それ以上に音楽とかオペラとかいう枠に収まらない凄さがあったのです。)
勿論、そういった特色も含めてパリらしさだ…とは思うのですが 個人的には よりグローバルな総合芸術と感じたので 今回 最高推薦演目からは外しました。
ま……もう明日で帰ってしまうオペラだし、千秋楽は トリスタンだし
ここで推薦したって よっしゃ行ってみよう…という人はいないだろうし……
推薦とかいっても アレなんですけどね……
とりあえず 一番 パリ国立オペラで見て良かったッスみたいな程度に流して下さい……
あと
そうだな……
オーケストラは 結構 聴き馴染んだパリオケ(ここ半年くらいは、パリオケの音源を よく聴いていました…)を生で聴けて良かったな……って感じ
オーディオで再現する良い指標が出来ました……みたいな………
指揮者は、ビシュコフ、カンブルランが凄く良かったです。
クーンは、音源でも そうなんですが 私的には いまいちなんです………
でも そのクーン 11月にローッシーニオペラフェスティバルでも来るんですよね……とっても微妙……
歌手は 総じて レベルが高かったなって思いました。
なにげにスーパースター的な歌手は いないキャストだったのですが
(ウルマーナもウィラード・ホワイトもデボラ・ポラスキも 音源や映像を残しているくらい世界的な大物ではあるのですから 失礼な言い方かな…)
それぞれに シッカリと役柄をこなしている方ばかりで 安心して鑑賞することが出来ました。
それって 実は 記録するに至った名音源や名映像でも 必ずしも そう上手くはいかないくらい とってもハイレベルなことだと思います。
なので、振り返ってみると やはり 世界でも屈指の歌劇場の来日コンサートだったんだな…と思いましたです……と同時に もう お別れで残念………
また近いうち来ないかな………とか言ってみたりするw













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