「死が二人を分かつまで」後編
2007/05/14 21:54
早紀はザイルを何とか掴んで登ろうとした。
しかし足場もなくなかなか思ったように登れない。
そのうち修一の異変に気が付いた。
「修君・・怪我してるの?」
「大丈夫だ・・・早く登って来い」
修一の顔は青ざめていた。頭部からの出血が酷くなってきている。
「おーい大丈夫か・・・」
上のほうから白田が叫んだ。
彼らも降りようにも降りようがなかった。またいつ落石があるかわからないのだ。
「今、ヘリコプターを呼んだから頑張れ」
白田たちには修一の様子がわからなかった。
早紀は考え込んでいたが、決心して叫んだ。
「修君、ザイルを切って」
「なんだって、そんなことが出来るか」
「でもこのままだと二人とも落ちてしまうよ」
「大丈夫だ」
しかし修一のザイルを掴む手から徐々に力が抜けていった。
「早く切って」
「お前を犠牲にしてまで助かりたいとは思わない。助かるときは二人一緒だ」
修一は意識を失いそうになりながら必死にザイルを掴んでいた。
「ちくしょう、何してるんだ右手、もっとしっかり掴め」
修一は自らを叱咤して懸命にザイルを掴んでいた。
しかし握力が失われて来てがくっと早紀の体が下がった。
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「死が二人を分かつまで」前編
2007/05/14 19:14
最近バトンやらオフ会の話やらでフィクションを書いてなかったので今日は
久しぶりにお話です。ただし「(株)柿沼トラベル」ではありません。
ちょっと思いついたお話です。
登山のシーンが出てきますが俺はまったくの素人で何も知りません。
おまけに面倒くさいので調べる事もしません。(いいのか? 笑)
まあプロじゃないしブログの中のお話なんで山に魅せられた人は目を
つぶって下さい。
この話はフィクションで実在する団体、個人とは無関係です。
ついでに山も・・・・(笑)
って言うかめっちゃ長くなりましたこの話、最後まで読んでくれるかな・・・・
全部書いてから全部が収まらない事を知りました。で前、後編で更新します。
それではどうぞ
八ヶ岳(2899m)の頂上に向かって数人のパーティが進んでいた。
その中の紅一点、赤塚早紀はちょっとへばって遅れ気味だった。
朝の6時に行者小屋を出てから1時間と歩いていない。
今回のリーダーの黒川圭吾はいらいらした様子で早紀に声をかけた。
「赤塚君、皆とペースを合わせてくれないと困るな」
「すいません」
早紀は謝って少しペースを上げるがすぐにまた遅れてしまっていた。
黒川は青山修一に向かって嫌味たっぷりに言った。
「おいっ青山、奥さんがへばってるぞ・・何とかしろ」
「別に奥さんじゃありませんよ」
黒川は自分を振って早紀が修一を選んだのが面白くなかったのだ。
そう言いながらも修一は早紀のところに行き手を取った。
「ありがとう、修君」
「どうしたんだ、君らしくない。これぐらいだったら大丈夫だろ」
「うん、そうなんだけど・・・昨日あまり眠れなくて」
「何だ、睡眠不足なのか・・・仕方ないな」
修一はザイルを取り出しベルトのカラビナに通し二人を繋いだ。
「よしこれでいい・・引っ張っていくよ」
「ありがとう」
二人はザイルに繋がれ先に行った黒川たちを追いかけた。
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「万華鏡」
2007/04/23 21:50
今日は「柿沼トラベル」お休みしてちょっと別のお話です。
なんかね・・同じの書いてるとたまに違う話を書きたくなるのさ(笑)
ちょっと長いので心して読んでみて下さい(笑)
このお話はフィクションであり実在する団体、個人とは無関係です。
「ふ〜疲れた」
最後の園児を見送って新藤愛子は一息ついた。
「お疲れ・・愛子先生」
やはり居残りで残っていた川村由紀はおもちゃを片付けながら言った。
「由紀先生もお疲れ様です・・・ちょっといいですか?」
「はい?」
「今帰った翔太君、去年先生の組でしたよね」
「ええ、翔太君がどうしたの?」
「今一組になじめてないって言うか自分の殻に閉じこもってるって言うか・・
私とは手もつないでくれないんですよ」
「ああ、そうか・・愛子先生は今年からだから知らないのね」
「えっ?」
「翔太君はね『発達障害』なの」
「はったつしょうがい?」
「つまり『自閉症』ね」
「えっ・・でも普通の子と変わりないですよ」
由紀は立ち上がり壁にかかってる写真を手に取った。
「こうやって見るとわからないけど翔太君は誰にも心を閉じてるの」
「そうなんですか・・・」
「私は何とか心を開いてもらおうと頑張ったけど駄目だったわ」
「由紀先生が駄目だったんなら私なんか無理ですね」
「いやそうでもないわ、あなたはまだ若いんだから頑張ってみたら」
「そうですね・・・頑張ってみます」
次の日から愛子は何とか翔太に興味を持ってもらおうと色々やってみた。
しかし折り紙も人形遊びも水遊びも翔太は見向きもしなかった。
唯一お絵かきには興味を示し一人でクレパスで色々と書いていた。
愛子は翔太が書いたものを見て色々聞いたが翔太は一切答えず絵に没頭していた。
そんなある日愛子が教室をちょっと空けたときに事件が起きた。
愛子が教室に戻ると翔太と隣の席の美咲が何かを取り合っていたのだ。
続きはコチラ
コメント
せっかく心開いてきたのになぁ・・・花奈思ったのは新藤愛子たん先生はもしかしてめざましの皆籐愛子たんからとった??www愛ちゃん、保母さんにもなれそうなイメージだしσ(^□^●)
てか万華鏡キラキラいいねええええヾ(*´∀`*)ノキャッキャ♪
ありが〜とおおおおおおおおおおおおおうおう♪
Posted by 花奈☆ » 2007/04/23 22:17
昔、篠原涼子がやってたドラマだm9(・∀´・+)
あのドラマ見ていっつも泣いてたなぁ。゚(゚*´Д⊂グスン
でも、あのドラマのおかげで、自閉症とはどういう病気なのかがわかった。
もんちが考えてたような病気とは全然違っててビックリしたの覚えてる。
その時から、【万華鏡キラキラ】は大好き☆ ママンの車でいっつも流れてるぉ|。´・ω・。)ゞエヘ
不思議な曲だぉね、せつなくなるけど・・・癒されるというか(*´・д・)*´。_。)ゥミュ♪
で、このお話・・・・セツナス。゚(゚*´Д⊂グスン
けど・・・最後まで握られてた愛子先生が作ってくれた万華鏡、
翔太くんの一番の宝物だったんだねぇジーン...(≧ω≦。)
オセンチな(え、古い?w)T様もなかなか素敵ですぞ|彡モサッ!
Posted by ☆もんち☆ » 2007/04/23 22:39
花奈ちゃんとこで万華鏡キラキラ気に入ってたみたいだから
それ聞いて考えたお話かなって思ってたらやっぱそうだったんだね。
悲しいけど心に残る良い話だった・・・
Posted by 愛珠 » 2007/04/23 23:25
万華鏡の中の世界はきっと悲しいことがないのかもしれません。 akira
Posted by akira » 2007/04/23 23:44
自閉症って、テレビとかでゎ聞くけど、詳しくゎわかんない☆
でも、なかなか理解されない病気で、難しい病気ってのゎ、知ってたから、
頭のなかでドラマ化したら、もう、、、涙ぼろぼろですよぉぉぉ!!!!!!!!
たまにゎこういう感動も大事ですねっ(*^u^*)
Posted by あ〜の☆ » 2007/04/23 23:48
本当に切ないお話ですね・・・。 折角、心を開き始めたのに・・・。
あまりにもいい文章をお書きになるので、リンク頂戴致します。
Posted by ツイホウ » 2007/04/24 00:19
篠原涼子のドラマキナコも見てますた。
小林聡美と渡辺いっけいがなんかいいんですよねぇ〜…
このお話は悲しすぎます…
Posted by キナコ » 2007/04/24 05:00
涙腺ゆるゆるだよぉ(ノД`゜)
MikaもひかるKのやつもうるうるしながら、見てたじょ(;◇;)あういうドラマには弱い。。。松田聖子が出てたダウン症のドラマとかも泣いたなぁ…
こういう障害持ったコの親って、人一倍苦労して育てる分、愛情も喜びも大きいじゃないかと思うんだよねぇヾ(*´∀`*)ノ
なんか、熱くなってきたじょお!!
Mikaの身内にもいたせいかなぁ???
障害持った子とかヒトとかに昔からかかってよなぁ。。。
Posted by Mika » 2007/04/24 13:06
セクハラコメントにより、見事復活いたしました 笑
このお話・・・悲しぃです。
この純粋な? そらの心にじ〜ぃんっときましたゥ'`(*´Д`*)ゥ'`
Posted by ★そら★ » 2007/04/24 23:07
切ないですね。。
今までのエロスとは違ったTさまでした。。
リンクいただきますね。・゚・(*ノД`*)・゚・。
Posted by ♪凛子♪ » 2007/04/25 17:25
神楽を泣かすとは罪な御方・・・・
こういう命系・・・めっちゃ弱いです;
今日もJR福知山線のニュースで大泣きしました><。。
万華鏡の中に翔太君は住んでいたと思います。
てか「T」さんのページにアクセスするのに一時間。
コメントするのに三十分。。。。
何度やってもエラーになります;
反抗期ですか?><。。
Posted by 神楽あかね » 2007/04/25 18:27
レスする前に一言。
お話の都合上「翔太=自閉症」になっていますが実際は自閉症にも色々な
症状がありこんな単純ではありません。
俺は仕事で彼らの施設にも行ったことがあるんですが、彼らは純粋で
一生懸命「今」を生きてます。
そしてその親達も彼らにあふれんばかりの愛情を注いでます。
この話を読んでちょっとでも彼らのことを理解してもらえれば幸いです。
Posted by 「T」 » 2007/04/26 00:26
ん?皆藤愛子?誰?知りません。偶然ですね(笑)
Posted by 「T」 » 2007/04/26 00:27
確かにそのドラマをヒントにしてるけど、ドラマは見たことありません。
番組紹介で見ただけです。
おセンチ?(笑)エロだけではないでしょ?(笑)
Posted by 「T」 » 2007/04/26 00:29
「万華鏡キラキラ」は前から好きでYoutube探してたけどわからなかったので、
花奈さんののところで見たときは嬉しかったのです。
Posted by 「T」 » 2007/04/26 00:31
実際彼らの中に入ると切なくなります。
でも彼らは純粋で強く生きてます。
Posted by 「T」 » 2007/04/26 00:33
そうですね。感動する心を忘れてはいけません。
Posted by 「T」 » 2007/04/26 00:34
褒められると照れくさいですね。
リンクフリーなんでどんどんどうぞ。
Posted by 「T」 » 2007/04/26 00:35
悲しいけどこの後の愛子先生の生き方を決定付けした出来事です。
ってフィクションの世界でだけど・・・
Posted by 「T」 » 2007/04/26 00:37
そうなんです。彼らの親達は皆彼らに惜しみない愛情を注いでいます。
きっと皆が幸せになる日は来ると思います。
Posted by 「T」 » 2007/04/26 00:40
復活して何よりです。
純粋?人は皆純粋な心を持っているんですよ。だから泣けるんですよ。
Posted by 「T」 » 2007/04/26 00:41
実はこっちが本当の俺なのです。
リンクフリーですのでどうぞ。
Posted by 「T」 » 2007/04/26 00:43
具合はどうですか。
そうですか神楽さんは怖い話には強くてもこういう話には弱かったのですね。
反抗期?とんでも無い。来るもの拒まぬなのでサーバーの調子が悪かったのかな。
Posted by 「T」 » 2007/04/26 00:46
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コメント
スタローンの映画を思い出したよぉ(TωT)ウルウル
修一さんはスタローンのように山を愛して立ち直れるのかなぁ・・・
Posted by 愛珠 » 2007/05/14 22:05
やっぱり・・・・・ワァ〜!。゜(`Д´)゜。ワァ〜!
T様がこういうの書く時って・・・・沈んでる時(-公- ;)
なのかすら(ρε;) クスン
何をどうしたって、この今の切ない気持ちはどうにもならんぞ(´Д⊂グスン
Posted by ☆もんち☆ » 2007/05/14 22:08
愛する命の誕生を知って、直ぐに愛する人との別れ・・・。 また、その過程で愛する人を残すために自分が犠牲になる姿・・・。 何故、こういう文章を書けるのか・・・。
ほんとうに「T」さまに一度触れてみたい♪
Posted by ツイホウ » 2007/05/15 00:06
この場合、@2人1で助かるか、A2との死ぬかの設定があると思うのですが、
@は、不自然すぎる。Aは2人にとっては幸せかも知れないが、虚構として面白くない。
やはり、愛だね・・・
私も 愛珠のようにスタローンの映画を思い出しました。
Posted by ハリー » 2007/05/15 00:13
やっぱり早紀ちゃんがエーン!!−=三ヾ(ヾ(ヾ(ヾ(ヾ(ヾ(*T□T)ツ
Tさま、悲しすぎるよぉぉぉ。・゚゚ '゜(*/□\*) '゜゚゚・。 ウワァーン!!
Posted by ♪凛子♪ » 2007/05/15 08:28
胸がくるちぃですぅ・・・
Posted by ひな乃 » 2007/05/15 18:53
Posted by いち香 » 2007/05/15 18:55
ワァ-----。・゚・(゚´Д`゚)・゚・。-----ン
愛ゆえに。。。
悲しすぎるじょ,この話。。。
なんか,心が痛い。。。
ハッピーエンドにゎ出来なかったの(;Д;)?
Posted by Mika » 2007/05/16 14:24
Posted by ... » 2007/05/16 23:12
スタローンの映画?それ知らない(笑)
知ってたら書けなかったかも。
Posted by 「T」 » 2007/05/18 23:04
別に沈んではないですよ。
お馬鹿な話を続けてると反動で暗い話を書きたくなるのです。
難儀な性格(笑)
Posted by 「T」 » 2007/05/18 23:05
俺に触れると妊娠しますよ(笑)
Posted by 「T」 » 2007/05/18 23:06
そうですね、この場合一番悲しい結果を選択しました。
あと早紀が生き残って子供を産んで・・・というのもいつか書きたいです。
Posted by 「T」 » 2007/05/18 23:09
わざと一番悲しい設定にしました。そうしたら自分でも泣きそうになった。
Posted by 「T」 » 2007/05/18 23:10
む〜苦しいですか・・・
そうしたら・・・・・・・自主規制・・・・・・をしてください(笑)
Posted by 「T」 » 2007/05/18 23:12
俺が書くこういう話は必ず誰か死にます。
ハッピーエンドは敵です(笑)
Posted by 「T」 » 2007/05/18 23:13
そうですね最後の選択でハッピーエンドがありますけど・・・・
つまらないですよ(笑)
Posted by 「T」 » 2007/05/18 23:14
慌てないで(笑)
Posted by 「T」 » 2007/05/18 23:15