AX

さっきの続き・・・・

2007/11/18 19:46

「魔法の箱」 〜美紗の一日〜 VOL5

美紗は六本木のとある公園にいた。
携帯を何度も覗きながらキョロキョロ周りを見ている。
すると、美紗の後ろから一人の男性が。
「わりぃーー、渋滞にまきこまれちゃって」
「遅いよ、自分から呼び出しておいて」美紗はちょっとキレている。
美紗は待たされるのが苦手なのである。とういうか嫌いなのである。

この遅れてきた男性は渡祐介、美紗の恋人である。
身長は170くらい。 長髪で茶髪。右耳にピアスもつけている。
仕事は六本木のキャバクラで黒服をしているのだ。
美紗と祐介との出会いは美紗が生涯で一度きりの
合コンで知り合ったのである。
付合い始めて2年が過ぎようとしていた。
最近は祐介の浮気がバレて美紗とは会ってなかったのだ。
祐介と会うのは2週間ぶりであった。
「美紗、元気してた?」
「うん、そっちは?」
「俺はいつもどおりだよ」
「で、話って何?」美紗は尋ねた。
「う、うん。実はさ・・・・」そういって祐介はタバコをとりだして火をつけた。
祐介はタバコを深く吸い込んで何か決心した顔つきになって美紗に
「俺、オヤジになったみたいだ」
「ふ〜ん、ま、祐介も今年で30歳だもんね、オヤジだよ」美紗は笑いながら言う。
「い、いや、そうじゃなくて、赤ん坊ができたみたいなんだ」祐介はタバコを吸い続け
ながら言った。
「え? 何? 何ていったの? 赤ん坊? 何のこと?」美紗は顔を曇らせて祐介に聞いた。
「だから、子供できたみたいなんだ。相手に・・・」
祐介の浮気相手は妊娠してしまったのである。
美紗は何て言っていいのかわからず、どういう顔をしていいのかもわからず
無表情で「あ、そう。話はそれだけ?」と祐介に言った。
「うん、美紗今まで迷惑かけてすまなかったな。それじゃ、元気で」
祐介はそういうと美紗の元から離れていった。
悔しいのか悲しいの情けないのか、美紗は公園の真ん中に
一人佇んで涙を流していた・・・・

一人は幸せで・一人は不幸せ、こんな二人が出逢うまでの物語。。。
                           つづく・・・


コメント(0)トラックバック(0)

コメント

コメントを書く

ブログを持っている方は、ログインするとコメントが記入できます。
ブログを作るにはちゃログに登録してください。
メールアドレス:
パスワード:
 

トラックバック