すべての物は土、空気、火及び水の四元素から成立つ
2012/05/16 17:38
すべての物は土、空気、火及び水の四元素から成立つ。ある物体がなくなるように見えるのは、ただその物の組成(この四元素の混合関係)が変るためにすぎない、というのである。ペリクレス(Perikles)の師であったアナキサゴラス(Anaxagoras)は紀元前約五〇〇年に小アジアで生れ、ペルシア戦争後アテンに移った人であるが、彼は以上の考えを宇宙全体に適用し、すなわち、宇宙の永遠不滅を唱道した。原始の渾沌が次第に一定の形をもつようになった、太陽は巨大な灼熱された鉄塊であり、その他の星もやはり灼熱していた――それはエーテルとの摩擦のためであったというのである。アナキサゴラスはまた太陰にも生物が住んでいるという意見であった。また彼が、地球は諸天体の中で何ら特別に選ばれたる地位を占めるものでないという説の最初の言明をしているのは注意すべきことである。これは後代復興期の天文学者らによって唱えられた考えと非常に接近したものである。
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ユーザの希望によりコメントを受け付けていません。これらの三つの天体の周期は
2012/05/16 17:37
これらの三つの天体の周期はかなり精密に知られていた。もしピタゴラス派の人々が、この中心火の代りに太陽を置き換えさえしたら、太陽系というもののかなり正しい概念が得られたに相違ない。恒星をちりばめた天球はどうかというと、これもまた巨大な中空の球であって同じ中心火のまわりを回っているものと考えられた。その上にまた地球が一日に自分の軸で一回転すると思ったのであるから最初の仮定は単に無駄であるばかりでなく、かえって全く矛盾することになるのである。
ピタゴラス派の学説は次第に進歩するとともにその明瞭の度を増した。現象の物理的原因にだんだん立ち入るようになった。エフェソス(Ephesos)のヘラクリトス(Heraklit 紀元前約五〇〇年)は何物も完全に不変ではないと説いた。シシリア人エムペドクレス(Empedokles 紀元前約四五〇年)は、何物でも虚無から実際に生成されること(すなわち、創造)はあり得ないということ、また物質的なものである以上何物でもそれを滅亡させることは不可能であるという、我々現代の考えと全く相当する定理に到達している。
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ピタゴラス派の学説は次第に進歩するとともにその明瞭の度を増した。現象の物理的原因にだんだん立ち入るようになった。エフェソス(Ephesos)のヘラクリトス(Heraklit 紀元前約五〇〇年)は何物も完全に不変ではないと説いた。シシリア人エムペドクレス(Empedokles 紀元前約四五〇年)は、何物でも虚無から実際に生成されること(すなわち、創造)はあり得ないということ、また物質的なものである以上何物でもそれを滅亡させることは不可能であるという、我々現代の考えと全く相当する定理に到達している。
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ユーザの希望によりコメントを受け付けていません。そうしてそれには調和と名付ける一定の
2012/05/16 17:36
そうしてそれには調和と名付ける一定の厳密な法則が存在している。この規則正しい関係があたかも種々な楽音の高さの間の関係と同様であるから、こう名付けたのである。宇宙はすべての方向に一様に広がっている。すなわち、一つの球である。その真ん中に中心の火があるが、我々はこれと反対側の地上にいるために火を見ることはできない。しかしその反映を太陽に見ることができる。この中心火の周囲を地球、太陰、太陽及び諸遊星が運行している。これらのものも地球と同じようなものでやはり雰囲気をもっているものと考えられるようになった。地球は円いもので、中心火のまわりを一日に一周する――すなわちどういう風にかとにかく自身の軸のまわりに二四時間に一回転する。同様に太陰は一ヶ月にその軌道を、太陽は一年の間にその軌道を一周するのである。
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ユーザの希望によりコメントを受け付けていません。お前今日から俺んところに
2012/05/15 22:00
『お前今日から俺んところに寄りつくんでねえぞ。俺は俺だしお前はお前だからな。お前おやぢのとこさ帰れ、よ。俺の病気が伝染つたら、お前御難を見るから。……俺はお前のことで心配するのはもういやになつた。自分一人を持てあましてゐるんだよ、俺は』
俺は何んにもいへなかつた。寒い雨の降る日で、傘が無かつたから俺頭からずつぷり濡れて足は泥つけさ。おんつぁんはバケツに水を汲んで来て、お袋のやうに俺の足を洗つてくれた。而して着物を着かへさせてくれた。俺太て腐れてゐたら、おんつぁんが……いつもさうだべ、なあ……額に汗をかき/\俺のものを綺麗に風呂敷に包んで、さあ出て行けと俺の坐つてゐるわきさ置いてよ、自分はそつぽを向いてもう物をいはねえでねえか。
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俺は何んにもいへなかつた。寒い雨の降る日で、傘が無かつたから俺頭からずつぷり濡れて足は泥つけさ。おんつぁんはバケツに水を汲んで来て、お袋のやうに俺の足を洗つてくれた。而して着物を着かへさせてくれた。俺太て腐れてゐたら、おんつぁんが……いつもさうだべ、なあ……額に汗をかき/\俺のものを綺麗に風呂敷に包んで、さあ出て行けと俺の坐つてゐるわきさ置いてよ、自分はそつぽを向いてもう物をいはねえでねえか。
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ユーザの希望によりコメントを受け付けていません。お前今日から俺んところに
2012/05/15 22:00
『お前今日から俺んところに寄りつくんでねえぞ。俺は俺だしお前はお前だからな。お前おやぢのとこさ帰れ、よ。俺の病気が伝染つたら、お前御難を見るから。……俺はお前のことで心配するのはもういやになつた。自分一人を持てあましてゐるんだよ、俺は』
俺は何んにもいへなかつた。寒い雨の降る日で、傘が無かつたから俺頭からずつぷり濡れて足は泥つけさ。おんつぁんはバケツに水を汲んで来て、お袋のやうに俺の足を洗つてくれた。而して着物を着かへさせてくれた。俺太て腐れてゐたら、おんつぁんが……いつもさうだべ、なあ……額に汗をかき/\俺のものを綺麗に風呂敷に包んで、さあ出て行けと俺の坐つてゐるわきさ置いてよ、自分はそつぽを向いてもう物をいはねえでねえか。
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